教育を“見える化”すると、育成の質が変わる

「この新人、どこまで理解してるんだろう?」
「ちゃんと育ってるのか、感覚でしか分からない…」

現場の育成に関わる方なら、一度はこうした不安を感じたことがあるのではないでしょうか?

OJTだけでは、職員の“成長の状態”が見えづらく、
「とりあえず現場に出ているけど、何ができて、何ができていないのか」が把握しにくくなりがちです。

だからこそ、今求められているのが――
「教育の見える化」=学びのプロセスと成果を可視化することです。

「動画+テスト+管理」でできること

eラーニングには、ただ知識を学ぶだけでなく、以下のような見える化の仕組みがあります。

ステップ①:動画で予習する

新入職員は入職初期に「接遇マナー」や「バイタル測定の基礎」「移乗の注意点」などを動画で学びます。

これにより、現場に入る前に“前提知識”を共有できます。

ステップ②:確認テストで理解度を測る

各単元に○×や三択形式のテストを用意すれば、
知識が定着しているかどうかが、数字で可視化されます。

ステップ③:LMSで学習状況を一括管理

学習管理システム(LMS)では、
「誰が」「いつ」「どこまで」学習したか、進捗や得点も確認できます。

つまり――
育成担当者や上司が、なんとなくではなくデータで支援ができるようになるのです。

フィードバックの質も高まる

学びの進捗が見えることで、現場での声かけも変わります。

たとえば…

「この部分、動画では理解できてたけど、現場でやってみてどうだった?」

「記録の書き方、テストで少しつまずいてたけど、もう一度復習してみようか」

こうした具体的なフィードバックが可能になり、
新人の安心感や成長実感も高まります。

教育が施設全体の責任になる

さらに、学習の可視化によって変わるのが、「教育は現場任せ」ではなくなることです。

誰が・何を・いつ・どこまで教えるかがシステムで一元化されていれば、
育成は“個人の裁量”ではなく、“組織全体の責任”として管理できます。

これは、属人化を防ぎ、職員全体の教育レベルを底上げする大きな効果をもたらします。

「見て覚えて」はもう通用しない。
これからの育成は、「何をどう学んだか」が見えることが、当たり前になっていくはずです。

次回(第5回)は、こうした学びの仕組みを「経営視点」からどう活用するか。
教育を“コスト”ではなく“投資”として捉える考え方について、具体的にご紹介します。

どうぞご期待ください。

「育成の見える化」が、定着と成長を後押しします。

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